実は大怪我かも!?知っておきたい突き指の種類と対処法!

2024年12月25日

突き指は、主に手指に起こる外傷の一種で、特にスポーツや日常生活においてよく見られる症状です。この外傷は、指を強く打ったり、突き指をした際に関節や靭帯に負荷がかかり、痛みや腫れを引き起こすことが特徴です。以下に、突き指の分類、症状、対処法について詳しく解説します。

突き指の分類

突き指は、主に以下のように分類されます。

1. 軽度の突き指(捻挫)

   – 軽度の靭帯の損傷があり、関節の動きに制限は少ない。痛みや腫れがあるが、日常生活に大きな支障はない。

2. 中度の突き指(部分断裂)

   – 靭帯が部分的に断裂している状態。関節の動きに制限があり、痛みや腫れが著しい。指の使用に影響が出ることが多い。

3. 重度の突き指(完全断裂)

   – 靭帯が完全に断裂している状態。関節の不安定性が生じ、動かすことが難しく、激しい痛みを伴う。手術が必要になる場合もある。

4.伸筋腱付着部の剥離骨折

-指先に強い外力が加わった際に腱が引っ張られることで付着部の骨が剥離することがある。

こちらも骨折面のズレが大きい場合は手術が必要になることがある。

3.4はどちらもマレットフィンガーという状態で、腱が断裂するか骨が剥離することで指の第一関節が曲がったまま伸ばせなくなるのが特徴です。この二つは放置すると変形や機能障害などの後遺症が残る可能性があるため特に注意が必要です。

もし突き指をしたあとにこういった状態になった場合は早急に整形外科など専門の医療機関を受診してください。

突き指の主な症状

突き指の主な症状は以下の通りです。

– 痛み:指の関節や周囲に強い痛みを感じます。特に、指を動かしたり圧力をかけると痛みが増すことがあります。

– 腫れ:突き指をした部位が腫れることが多く、内出血が見られる場合もあります。

– 変形:重度の場合、指の形が変わることがあります。この場合、関節の位置がずれていることが考えられます。

– 可動域制限:指を十分に動かせなくなり、痛みのために日常生活に支障をきたすことがあります。

突き指をした際の対処法

突き指の対処法は、症状の程度によって異なります。以下に一般的な対処法を紹介します。

1. 安静:初期段階では、指を安静に保つことが重要です。痛みがひどい場合は、動かさないように心掛けましょう。

2. 冷却:腫れや痛みを和らげるために、氷や冷却パックを患部に当てます。15~20分程度冷やすことで、症状の緩和が期待できます。

3. 圧迫:包帯やテーピングを使って、患部を軽く圧迫することで腫れを抑えることができます。ただし、圧迫しすぎないよう注意が必要です。

4. 挙上:患部を心臓より高く保つことで、腫れを軽減する助けになります。特に安静時には、クッションなどを使って指を高く上げると良いでしょう。

5. 痛み止め:市販の痛み止めを使用することで、痛みを和らげることができます。必要に応じて、医師に相談して適切な薬を処方してもらうことが大切です。

6. リハビリ:症状が緩和した後、可動域を拡げるためのリハビリを行うことが重要です。専門家の指導のもとで、適切な運動を行うようにしましょう。

7. 医療機関の受診:重度の突き指や痛みが続く場合、関節や靭帯の損傷が考えられるため、早めに医療機関を受診することが勧められます。必要に応じて、X線検査やMRIを行い、正確な診断を受けることが重要です。

突き指は比較的軽傷であることが多いですが、放置すると後 遺症や機能障害を引き起こす可能性があります。特に、重度の突き指の場合、適切な処置を行わないと関節の不安定性や変形、さらには骨折といった合併症を招くことがあります。したがって、症状が軽い場合でも、無理をせずに適切な処置を行うことが重要です。

まとめ

突き指は、身近でよくある外傷ですが、その影響は軽視できません。軽度の症状であっても、適切な処置を行い症状の緩和を早め、再発を防ぐことが大切です。痛みや腫れが続く場合、または重度の症状が見られる場合には、必ず専門医の診察を受けることが重要です。突き指をしやすい部位はテーピングで固定するなど再発しないための対策を講じて怪我の予防をしましょう。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございます!

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