産前のズボンが入らなくてお悩みの方!おすすめアイテムとエクササイズ
2024年10月15日
産後の骨盤矯正を行う中で患者さんの悩みを聞くと、『産前のズボンが履けない』というお悩みを持っている方が非常に多いと感じます。そこで今回はなぜそのような身体にはなってしまうのかと、身体を戻すのに必要なエクササイズをお伝えしたいと思います。
目次
産後の骨盤について
お腹の中で赤ちゃんが大きくなるにつれて骨盤が徐々に広がり
出産時にはさらに大きく開きます。
その際に女性ホルモンのリラキシンが
分泌され骨盤がゆっくり開いていきます。
リラキシンが作用すると骨盤を
支えている筋肉や靭帯が緩みます。
そうすることで骨盤が開き赤ちゃんが無事に産道を通ることできます。
そのため産後直後は骨盤やその周りの筋肉や靭帯が
一番緩んだ状態ということになります。
出産が終わると骨盤は徐々に元の状態に戻ろうとします。
期間としては約6ヶ月と言われています。
正常な位置に戻ってくれれば何の問題もないのですが
妊娠中は筋力が低下しているため、骨盤が正常な位置に戻りにくい環境です。
さらに骨盤が不安定な時期に育児や家事などで動き回っていると
正しい位置ではなく歪んだ状態で固定されてしまいます。
そのため産後の骨盤というのはとても歪みが出やすい時期ではありますが
普段は固く強靭な靭帯などが緩んでいるため逆に正しい状態に戻しやすい時期でもあります。
なぜズボンが入らなくなってしまうのか
産後の骨盤は出産にかけて坐骨という骨盤の下の部分が左右に広がり
太ももの外側が横に出っ張ってきてしまい
お尻と太ももの付け根の部分がぽてっとしてしまうのです。
そのため妊娠前に履けていたズボンがきつく感じたり、
太ももまでは入るのに骨盤のところから履けなくなってしまいます。
おすすめアイテム
バリアスツイスト〔骨盤ベルト〕
骨盤ベルトとは、骨盤の緩みや歪みを矯正してくれる道具です。
しっかり骨盤を固定し骨盤を締め付けてくれるため
骨盤が正しい位置に戻るのをサポートし、
腰痛や骨盤の痛み、恥骨痛の予防や痛みの軽減に繋がります。
骨盤ベルトには妊娠中から産後まで着けれるものと産後に着けるものがあります。
前者は産前産後と長く着けることができますが
締め付けが弱いため骨盤の歪みや広がりが気になる方には
後者の産後から着けることが出来るものをオススメします。
こちらの方が圧倒的に締め付けが強く骨盤の安定性が高いので
産後の様々な痛みに対応出来ますし
骨盤の広がりを抑えてくれるからです。
当院でも産後の方にはこちらのバリアスツイスト というものをオススメしています。
普通のコルセットとも感覚は全然違うので
気になる方は是非一度着けてみて下さい。
骨盤引き締めエクササイズ
・ヒップリフト〔初級編〕
step1 仰向けになって両膝を曲げる
step2 お尻を持ち上げる。10〜20秒キープしましょう!
step3 ゆっくりお尻を下ろす
・ヒップリフト〔上級編〕
step1 仰向けになって両膝を曲げる
step2 片方の足だけ伸ばす
step3 お尻を持ち上げる。10〜20秒キープしましょう!
step4 ゆっくりお尻を下ろす
どちらも両膝が離れないようにしましょう
そうすることで骨盤底筋と太ももの内転筋に力が入り骨盤の引き締めになります
タオルなどを挟んで落とさないようにすると意識しやすいですよ
まとめ
骨盤は身体の中心にありここのバランスが崩れることで
様々な症状が身体に出てきてしまいます。
特に産後の方は自分の身体のことを後回しにせず
色々なアイテムやエクササイズがあるので
産前以上の身体に戻れるようにケアしていきましょう。
それでは失礼します。