スポーツで後の膝の痛み『分裂膝蓋骨』かも

2024年05月8日

カラダのコラムを読んでいただきありがとうございます!
今回はスポーツでの膝の痛みで多い『分裂膝蓋骨』について書かせていただきます。
スポーツをやっている子供、保護者、指導者全ての人が知っておくと役立つと思うので
是非最後まで読んでいただけると嬉しいです!

分裂膝蓋骨について

分裂膝蓋骨は、膝蓋骨(パテラ)が二つ以上の部分に分かれて形成される状態を指します。
これは先天的な状態で、通常は生まれつきのものです。

当整骨院に来られる

原因と症状

原因は不明です。
膝の前面をぶつけるなどの受傷機転がある場合もありますが、主に生まれつき分裂している場合が多いです。
分裂膝蓋骨の症状は人によって様々ですが、一般的な症状としては以下のようなものがあります。

膝の痛み

分裂した膝蓋骨が膝関節の他の部分と摩擦を起こすため痛みが起こります。
主に運動後や長時間立っている際に症状が出る事が多く、膝の前部に痛みが出てきます。

膝の腫れ

膝蓋骨の分裂部分が周囲の組織を刺激することにより炎症が起き、膝の腫れになってきます。

膝の不安定感

膝蓋骨の分裂により膝関節の安定性が損なわれ、不安定感につながります。
歩行や立ち上がるときに特に顕著に感じられるので歩行時などは注意が必要になってきます。

予防

分裂膝蓋骨は先天的な状態であるため、予防することは困難です。
しかし、膝の痛みや不安定感を軽減するためには、定期的な運動やストレッチが有効です。特に、膝周囲の筋肉を強化するエクササイズは、膝の安定性を向上させ、痛みを軽減するのに役立ちます。

膝周囲筋のトレーニング(大腿四頭筋)

STEP1

背中が丸くならないように
椅子に座りましょう!

STEP2

膝を最大可動域まで
伸ばしましょう!

STEP3

ゆっくりと元の姿勢に戻りましょう。

これを1日に10回×3セットほど行うと効果的です!

※痛みの出ない範囲で行ってください。
※痛みが強い場合は、中止し安静にしてください。

施術

分裂膝蓋骨は、症状の重さと患者の生活スタイルにより様々ですが基本的には軽度の場合は痛みの軽減、膝の安定性向上を目指し筋力トレーニング物理療法を行います。

重度の症状や機能的な問題がある場合、手術が必要となることもあります。手術では、分裂した膝蓋骨を再結合するか、または不要な部分を除去することが行われます。

ゆたかバランス整骨院では、ストレッチの指導や痛みの軽減を目的に超音波を使った温熱療法なども行っております。

スポーツで痛みでお困りの方はぜひ一度ご相談ください!

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