子どもの踵の痛み、シーバー病かも?
2023年02月28日
カラダのコラムを読んでいただきありがとうございます!
今回はスポーツ障がいであるシーバー病について症状とその予防について書かしていただきます。スポーツをやっている子供、保護者、指導者全ての人が知っておくと役立つと思うので是非最後まで読んでいただけると嬉しいです!
それではさっそくやって行きます!!
目次
シーバー病とは
踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)とも言われており10歳前後の男の子に多く見られる病気です。
シーバー病は発育期の子供の未完成な骨に大きな負荷が加わることでその負荷に耐えられなくなった踵部分に炎症や血流障害、ひどい場合は踵の骨の壊死が起こります。
原因
シーバー病の主な原因は過度な運動など、オーバーユース(使いすぎ)により子供の未成熟な踵の骨(踵骨骨端核)に付着している『アキレス腱』や足の裏にある『足底腱膜』が踵の骨を強く引っ張ることで起こります。
主に長時間のランニングをする競技(陸上、サッカー)やジャンプをすることの多い競技(バレー、バスケット)を行なっている子供に多くみられます。
症状
踵の痛みや腫れ、圧痛(押した時の痛み)、歩いている時の痛みになどです。踵の骨に痛みが出るため、痛みを避けるようにつま先歩きをするようになる事もあります。
また運動中に痛みは無いが終わってから痛みが出ることも多くあるので放置して運動を続けてしまい悪化するケースもあります。
予防
予防としては
・ケガの後、完治してないのに無理にプレーを続けない
・運動前後のふくらはぎのストレッチ
・筋肉の協調性を高める
・クッション性に富んだインソールを入れる
などがあります。
ストレッチ、運動療法
上記で予防としてストレッチを行うことも大切と載せさせていただきましたが、炎症がある場合は無理にストレッチや運動などで負荷をかけるよりも炎症が収まるまでは安静にしておくことが大切とされています。
また、炎症があるときなどはなるべく患部以外の場所のストレッチなどがオススメできます。
今回は、症状別にストレッチや運動療法をご紹介させていただきます。
痛みが強い場合
痛みが強い場合や腫れがある場合は、運動を中止してなるべく安静にすることが大切になります。痛みのない範囲でストレッチを行うことをオススメします!
腓腹筋ストレッチ(長座位)
STEP1 タオルをつま先にかけ、タオルを引っ張り足首を反らせる。
STEP2 力を緩めます。
STEP3 繰り返し行う。
タオルギャザー
STEP1 床にタオルを敷き、両足をタオルの端に乗せます。
STEP2 足趾を使ってタオルをたぐり寄せる。
STEP3 繰り返し行う。
歩行時の痛みがある場合
歩行時の痛みがある場合は、強度の低いストレッチや局所ではないふくらはぎ以外の筋肉などのトレーニングも行うことをお勧めします!踵の痛みが治った後に良いコンディションでプレーするために体幹トレーニングなどをすることもお勧めします!
腓腹筋ストレッチ
STEP1 壁に手をつき片足を前方に出しましょう。
STEP2 前方の膝を曲げ、体重をかけましょう。
STEP3 踵を浮かさないように注意す元の姿勢に戻りましょう。
※踵が浮かないように注意しましょう。
ヒラメ筋ストレッチ
STEP1 片足を前方に出す
STEP2 踵をつけたまま後方の膝を曲げる。ふくらはぎの筋肉が伸びた状態で保持しましょう。
STEP3 元の姿勢に戻りましょう。
※つま先が外側を向かないように注意しましょう。
運動時(ジャンプ、ランニング)に痛みがある場合
運動時の痛みがある場合は中等度(痛みが出ない範囲)でのトレーニングを行い、なるべくふくらはぎの筋肉だけではなく他の筋肉との連動性も意識して運動を行いましょう。また、『痛みが強い時』や『歩行時の痛みがある場合』でご紹介したストレッチも積極的に取り入れて行きましょう。
片足ヒールレイズ
STEP1 壁につかまり踵を上げる。
STEP2 片足立ちになったら、ゆっくり降ろします。
STEP3 繰り返し実施しましょう。
※踵はゆっくり時間をかけて降ろしましょう。
ジャックナイフストレッチ
STEP1 足首を掴み、しゃがみましょう。
STEP2 太もも前面と胸が離れない範囲で膝を伸ばし、その状態を保持しましょう。
STEP3 ゆっくりと元の姿勢に戻りましょう。
※太ももとお腹が離れないように注意しよう。
施術
主に局所の安静が重要になってきます。
痛みが強く歩行が困難な場合には松葉杖を使います。
ゆたかバランス整骨院では痛みの軽減を目的として電気や手技など症状に合わせて施術を行なっております。
最後に
私は小1でサッカーを始め、現役プレイヤーとして続けており現在はプレイヤーだけではなくトレーナーとしても多くの選手を見ています。
スポーツに怪我はつきものですが、怪我で満足のいくプレーが出来なくなってしまう人は多く居ますし、私自身もそうでした。
競技を長く続けていくには怪我をしないように自分の体をメンテナンスすること、怪我をした後にいかに早く適切なケアをできるかが大切です。
私は痛みがあっても無理をして続け、結果的に疲労骨折など多くの怪我をしてきました。
自身の失敗を活かし、パフォーマンスの向上や怪我からの早期の競技復帰が出来るようプレイヤー兼トレーナーとして2つの視点で考え、最適な提案をさせていただきます!
体のことでお困りのことがあれば是非一度ゆたかバランス整骨院へご相談下さい!!
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