目の疲れもスッキリ!肩こり解消法
2022年10月3日
今回のコラムでは日本人にとても多い肩こりについて説明させて頂きます。
現代人の生活様式を見ても首から肩にかけて負担のかかる姿勢が多いため、当整骨院でもこの状態で悩まれてお越しいただく方は非常に多いです。
後半では当整骨院で指導している肩こりが解消できるオススメのストレッチ、ツボについてもお伝えしたいと思います。肩こりや目の疲れを感じている方はぜひ最後まで読んでみて下さい。
目次
肩こりとは
首から肩にかけて付く筋肉が何らかの原因で血の巡りが悪くなる事で、緊張が強くなりそれが続く事で凝り固まります。
肩こりは症状を表すもので肩こりという診断名は無く病気や怪我では有りません。自覚症状としては張り感や痛み、重だるさなど色々な表現がされます。
余談ですが‥‥
肩が凝るという言葉は夏目漱石の『門』の中で首と肩の継ぎ目の少し背中に寄った局部が石のように凝っていたと使ったところから世間に普及したそうですよ!
肩こりはどの筋肉が凝っている?
皆さんが感じる肩こりのほとんどが僧帽筋という筋肉です。
この僧帽筋という筋肉は首から肩、肩甲骨、背中にかけて存在する大きな筋肉で上部・中部・下部に分けられそれぞれが別々の役割を持っています。
この筋肉は主に肩甲骨の動きに関わり頭や腕を支えるのにも働いてくれています。
その他には肩甲挙筋という首から肩甲骨に付き肩をすくめる動きをする時に使う筋肉も肩こりで皆さんが症状を訴えやすい筋肉になります。
肩こりの原因
肩こりの最大の原因は筋肉の緊張による血行不良です。
特に人間は体の構造上、頭と腕を肩の筋肉で支えなければなりません。
この頭と腕の重みは普段生活している中ではほとんど感じることはありませんが、意外と重いんです。頭は体重の10%、腕は5%×2とされています。
僕の体重は56キロなので頭は5.6キロ、腕は片方で2.8キロもあることになるんです。
それを支えるために肩周りの筋肉は緊張し続けている事になり疲労が溜まってしまいます。疲労がたまると筋肉は膨張し血の巡りが悪くなってしまいます。
そうなると栄養分や酸素が十分に運ばれなくなり、疲労物質もさらに溜まりやすくなります。筋肉は疲労が溜まり続けると固く収縮し、いわゆるコリになります。疲労物質が末梢神経を刺激して痛みを起こしたり、筋肉の柔軟性がなくなることで痛みが発生してしまいます。
冒頭で血行不良が原因と言いましたが、
・仕事で同じ姿勢が長く続く
・運動をあまりしない
・パソコンやスマホを見る時間が多い(眼精疲労)
・猫背で姿勢が悪い
などの肩周りの筋肉に緊張した状態が長く続くことで血の巡りが悪くなり肩こりが起こりやすくなります。
そのため緊張した状態が続かないようにして血の巡りを良くするには運動したりストレッチをして筋肉を動かす必要があります。筋肉を動かすことで周りの血管をポンプのように押して疲労物質などを流してくれるからです。
なぜ目の疲れと関連するのか
特に目と首は近い位置にあるため目が疲れてくるとその信号が目の神経を介して首周辺の筋肉を緊張させやすく肩こりの原因と考えられています。
肩こり目の疲れに効くストレッチ・ツボ
まずは両肩のストレッチ
両肩を耳に近づけるように上にあげて3秒キープ。
一気に力を抜いてストンと肩を落としましょう。
筋肉が収縮と弛緩をすることで血の巡りが良くなります。
右肩の筋肉のストレッチ
左手で右耳の上あたりを掴み首を左斜め前に腕の重みを利用して軽く手で引っ張りながら倒します。
それと同時に右腕を下に下げるように力を入れましょう。
そうすることでより僧帽筋を伸ばすことができます。
20秒ほど気持ちいい範囲で伸ばすようにして下さい。
左肩も同様に右手で頭を持ちながら行って下さい。
今回は手軽に押せる腕から手にあるツボを紹介します!!
ツボ①曲池(肘を曲げた時に出来るシワの外端)
ツボ②手三里(曲池から親指側へ指三本分)
ツボ③合谷(人差し指と親指の間)
これらのツボを親指を使って痛気持ち良いくらいの強さで押して下さい。
まとめ
現代社会ではスマホやパソコンは必需品です。普段の生活だけでは無く仕事で使う方も多くいます。しかし、それを使う姿勢は大抵肩や首に大きな負担がかかっています。
なるべく長時間の使用を避けて、合間に今回ご紹介したストレッチを行うようにして下さい。
肩は首に繋がり大切な神経と関わってきます。
大きな怪我に繋がる前にしっかり予防していただけると幸いです。肩こりを感じてなかなか治らない場合は早めにゆたかバランス整骨院へお越しください。
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